一般的には肉体は滅びてしまうはずなのに、滅びずに現世に残っているものとかがたまにある。
そういうのをみるととても不思議な気持ちになるんだ。
そして一種畏敬の念をいだいてしまう。
命ってなんだろー、生きるってなんだろー、僕達はどこへ向かうのだろー、みたいなことを考えさせるきっかけになるというか・・・。
だから、なのか、僕はミイラとかに若干興味があるんだよね。
数ヶ月前、インカ帝国展が東京の国立科学博物館で行われていたんだけど、その時にもミイラが展示(あまり展示って言い方は良くないかもね)されていたよ。
その姿は人そのものだけど、そこには「生」がないんだ。
単純に人間を形取る臓器や器官の耐久年数っていくらくらいなんだろ?とか思っちゃうんだけど、それよりもっと、その人の人生そしてこれからの人生を考えちゃうんだよね。
何百年ももしかしたら何千年も前に生きていた人が送っていた人生。
それをこういう形でリアルに、身近に感じることができるっていうのがとてもすごいなぁって思う。
ということで、僕が今までに見た、知ったミイラの中で特に印象的だったものをいくつか紹介するよ。
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ロザリア・ロンバルド 見る人を惹きつけてやまない死少女
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気になる資料室◆歴史に残る数々の不思議・ミステリー・事件・オーパーツを探求
写真を見る限り、まるで眠っているみたいだよね。
これは厳密にはミイラとは言わなくて「屍蝋」と呼ばれているよ。
偶然、体が腐敗せずにそのまま残っているだなんて、今でこそ理由がわかっているけど、分からない当時はまさに神の仕業としか思えないよね。
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インカ帝国のミイラ 美しい15歳少女のミイラ
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世界の動画&ニュース収集所
この女の子もまるで眠っているみたい。
インカ帝国では生贄という風習があったようで、この女の子も神様への捧げ物として標高の高いところに置き去りにされたらしい。その環境がちょうどよかったのかこんな綺麗な姿で現代に残っている。
少し番外編
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ルルドの泉とベルナデット(ベルナデッタ)/二つの不思議(2)
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リンク先で紹介されている通りベルナデットさんの姿は現在は精巧な蝋で覆われていて本当の姿をみることはできなくなってる。
とはいえ、その当時の美しい姿を擬似的にみることができるだけでも貴重かもしれないね。彼女にしてみればそこまでして見世物的に扱われ続けるのは苦しいことかもしれないけど・・・。
なんだかオカルトっぽい話しになっちゃったかな。
みんな亡くなった人ばかりだからね。
だけど、彼女たちから得ることってたくさんあるんじゃないかなって思う。
好奇の目じゃなくて、こうやって今も姿を残し続ける人を見たり、知ったりすることで、「生きること」についてたまには考えてみるのもいいんじゃないかな。