今日はね、三鷹の森ジブリ美術館にいってきたよ。
ずっとまえからいってみたかったんよねー。実は。うへへ。
14時からの予約を事前に申し込んでおいて、チケットの引き換えをしてお姉ちゃんと二人でいってきたよ。
お姉ちゃんもはじめてらしくてふたりでわくわくしていってきてんけどさ、なんか建物自体がすでにもう別の世界のものっていうか、ジブリってかんじやねん。
中に入るともっともっとジブリっぽい!
アニメの仕組みをジブリらしく紹介してあったり、どういう環境でどういう人たちによってつくられているかとかをパネルとあわせてジオラマ展示してあってさ、子供でも楽しめるつくりになってた。
この美術館のなかをうろうろしてておもってんけど、ぼくが4、5歳のときにきていたらもっとわくわくしたかもっておもった。
小さな子どもたちにあわせた小さな扉とか階段とか・・・。
こどもが主役だよって建物全体がそういってるような素敵なかんじ。
大人だからこそ気づくこともあるかもしれないけど、こどもだからこそ感じることもあるだろうし、ここは一回行ってそれだけって場所じゃなくてきっとこどものときにいって、大人になってからまた行くとすごい感慨深いんじゃないかな。
この美術館では映画を3種類上映してるんだけど、通常はひとつしかみられないんだって。
でも今の期間はどうもすべてみられるらしくて、ぼくは全部みてきた。
3作品どれも素敵だったなぁ。
特に星をかった少年の話は長編アニメを見ているかのような錯覚を覚えたよ。声も神木君がやってた。
ちなみにここの映画館の技師さんは僕たちが考える昔ながらの格好(サンバイザーみたいなのをかぶってひげをはやしてエプロンをしている)をしていて、とってもチャーミングだった。この道50年っていってたよ。
なんだかニューシネマパラダイスをおもいだした。
この小さな映画館に入ったときにぼくはなぜかすごく泣きそうになった。
はじめて来た場所なのに、すごく懐かしい感じがした。うれしくて切なくて胸がいっぱいになった。どうしてだろう。
別にめちゃんこ宮崎アニメがだいすきなわけでもないのに。
幸せってことばでは片付けられない、不思議な気持ちだった。
そんなこんなでおねえちゃんと館内のレストランで少し遅めの昼ごはんを食べた。
「冬にんじんとロールキャベツ」っていうやつをたべたんやけど、ぼくあんまりにんじんすきじゃなくて、お姉ちゃんにいつも怒られるねんけど、ここのにんじんはそのままのかたちなのに、じっくりにこんであってやわらかくてほんのりあまくて(でもその甘さは人工的な甘さじゃなくて野菜の持つそのままの甘さやねん!)おいしかった。
スープも野菜独自の甘さをひきだすような薄味でね、あまり料理のことはわからないぼくでもこの料理のすばらしさはわかったよ。
あ、お姉ちゃんはカツカレー食べてた。横で。
東京に住むことになってまだまだ慣れない毎日を送っているんやけど、なんか今日はすごい充実した1日やった。
学校に行き始めたらまたつい忘れてしまうわくわくとかどきどきとかそういうときめきを思い出しにまたここにこようっておもった。